イナモリメソッド研究会では、昨年9月より、稲森訓敏(いなもりのりとし)先生の表現法講座をZoomで開催しています。
稲森訓敏先生は、稲森康利先生の甥御さんで表現法(リュシーメソッド)の研究家です。
すでに第4回まで終了し、第5回は5月11日に開催予定です。
リュシーメソッドは、19世紀末にマティス・リュシーにより開発されたクラシック音楽の表現法で、今回の講座は、このメソッドをポピュラーピアノに応用するという試みでもあります。
したがって使用する曲はイナモリメソッドのポピュラーピアノ教本「リードシート奏法①②」から取り上げています。
ポピュラーピアノは、通常、リードシートというメロディーとコードネームしか書かれていない楽譜を使用して演奏します。
クラシックのピアノ譜と違い、強弱記号は書かれていませんし、伴奏音型やハーモニーをどのように処理するかは演奏者に任されます。
イナモリメソッドで勉強を始める方たちの中には、音大でクラシックピアノを専攻した人も多いのですが、クラシックのピアノ譜に比べあまりに情報が少ないリードシートに戸惑い、表現のレベルが上がらないという結果になりがちです。
しかし、実は一見すると情報量が少ないリードシートからも、表現に関わるたくさんのことを読み取ることができるのです。
その方法を学ぶのが今回の講座の目的です。
ホテルやレストランでのプロフェッショナルな演奏を目指して、ぜひ表現法講座にご参加ください。
茂木千加子(ピアノ講師)
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