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CoSA Instrumental Music Fall Recital ...

Coronado Eagle & Journal」が報じたところでは、CoSA(コロナド・スクール・オブ・ジ・アーツ)で器楽演奏の秋のリサイタルが予定されているとのこと。サンディエゴ湾岸エリア全体で、秋の演奏会シーズンが静かに動き出している気配が伝わってきます。私たちジャズピアノを学んでいる者にとって、リサイタルは遠い世界の出来事ではありません。今日はこの小さな地域ニュースを、「人前で弾く前の整え方」を考えるきっかけにしてみませんか。…

CoSA Instrumental Music Fall Recital ...

リサイタルという鏡を覗いてみる

CoSAのリサイタルについては、出演者や曲目といった詳細までは記事に記されていないものの、学校単位で季節の発表の場を設けるのは、アメリカの音楽教育の現場でとても自然な営みです。生徒たちが積み上げてきた練習の成果を、地域の人々に聴いてもらう。ジャズを志す学生たちにとっては、まさに「コードを解きながら自分の音を探す」姿そのものを見せてくれる場ですよね。

秋の夜にピアノの音が街へ流れていく光景を想像すると、なんだか私も久しぶりに誰かに音を聴いてもらいたくなってきました。

ジャズピアノを弾くあなたも、規模の大小はあれど「誰かに聴いてもらう」瞬間は必ずやってきます。教室のミニ発表会、友人のイベント、ライブハウスでの初出演——CoSAの学生さんたちは今、まさにその本番に向かっている真っ只中だと思うと、ちょっと温かい気持ちになりませんか。

実は、私たち大人の方が「リサイタル」という言葉を聞くと、必要以上に構えてしまう傾向があります。「ちゃんと仕上げなきゃ」「間違えられない」と身構えるあまり、指が固まって普段の演奏ができなくなる——私も昔、まさにこれでソロの入りでつまずき、汗だくになった経験があります。ジャズはクラシックと違って、間違えた先に別の響きを足せる余地があるぶん、余計に「正解」を意識してしまうのかもしれませんね。

本番前の3日間だけやってみる小さな準備

指の腹が鍵盤に吸いつく感覚、ちゃんと残っていますか。久しぶりの本番があるなら、ここからひとつずつ確認していきましょう。

3日前:普段弾いている曲の中から「一番気持ちよく流れる1曲」を選びます。選曲の理由は単純で、自信を持って弾ける曲を1つ持っていると、本番で気持ちが折れにくくなるからです。難しい曲にいきなり挑戦する必要はありません。秋の夜長に繰り返し聴きたくなる、そんな1曲で大丈夫です。

1日前:通し練習は1回だけにしましょう。テンポを普段の8割くらいまで落として、フレーズの「呼吸」を声に出しながら弾いてみてください。テンポが上がると左手のウォーキングベースが揺らいでしまう方は、ここで一度、両手の役割を分解して弾き直すのもいいですね。頭で考えるのではなく、身体で「入る場所」を覚えるのがコツです。

当日:スケールとコードトーンをひととおりなぞったら、鏡の前で椅子の座り方だけ確認します。背筋が伸びすぎていると力み、猫背だと呼吸が浅くなる——ちょうどいい「中間の姿勢」を、自分の身体で覚えておいてくださいね。ウォーミングアップは指の運動会ではなく、身体全体のチューニングだと考えると、少し肩の力が抜けてくるはずです。

「もう一度弾きたい」を数える視点

リサイタルの本番で本当に大事なのは、ミスをしなかったかどうかではありません。終わった後に「またあの感覚を味わいたいな」と思えるかどうか——この気持ちが、次の1曲への一番の燃料になります。

あなた自身の小さなリサイタルを、まずは自宅のスマートフォンで1曲だけ録音してみることから始めてみませんか。録音を聞き返すと、自分の指の使い方や、フレーズの「間」の取り方が、弾いているときには気づけなかった角度から聞こえてきます。ジャズピアノでは特に、「鳴っている音の余韻」をどう次のコードに繋げるかが腕の見せどころ。録音には、その余韻まで克明に残ってくれるはずです。

ジャズでは、演奏中の「予期せぬ音」がそのまま音楽の流れに変わっていく瞬間がありますよね。本番で予想外のことが起きても、それは失敗ではなく、次のフレーズへの招待状のようなもの。CoSAの学生さんたちも、きっとそんな出会いを鍵盤の上で楽しんでいるはず。私もちょっと想像しながら、今夜は私も1曲だけ弾いてみようと思います。

まずはあなたの「1小節」。それだけで、十分すぎる一歩ですよ。

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