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音楽教室の個人レッスン月謝、全国平均は8,788円 - 楽器を横断した全国7,801教室の料金データを Chordiq が解析

「今月、レッスン代にいくら払ったっけ?」と、夜のリハーサル帰りに電卓を叩いてしまった経験、ありませんか。実は今、楽器を問わず全国の音楽教室の個人レッスン月謝を横断的に調べた結果が公表され、Mantan Webとニコニコニュースの報道で明らかになりました。Chordiqが全国の7,801教室を解析してわかった全国平均は、月謝8,788円。ジャズピアノのレッスン料を考えるうえでも、ふっと背筋が伸びるような数字ですよね。…

音楽教室の個人レッスン月謝、全国平均は8,788円 - 楽器を横断した全国7,801教室の料金データを Chordiq が解析

7,801教室の平均が教えてくれること

Mantan Webの報道によれば、調査対象はピアノ・ギター・ドラム・ボーカルなどを横断した7,801教室。個人レッスンの月謝について、これだけ大規模な全国調査が出たのは、私たち音楽をやっている人間にとって、なかなか心強い出来事だと思います。

教室ごとに立地も違えば、講師の経験値も違えば、レッスン時間も違いますから、8,788円という数字がそのままあなたの教室の「正解」になるわけではありません。けれども、全国規模で集められた平均値は、これまで感覚と経験でしか比べられなかった月謝を、ひとつの軸の上で静かに眺めることを可能にしてくれました。ジャズピアノのように個人レッスンが主流のジャンルほど、この数字はありがたい物差しになります。

数字より先に、自分の「いまの問い」を書き出してみよう

月謝を見るときに、私がいつもおすすめしているのは、教室を選ぶ前に、ご自分のノートに「いま、本当に解決したいこと」を3行だけ書き出しておくこと。たとえば、こんなふうに。

  • 「テンポが上がると、左手のウォーキングベースが崩れてしまう」
  • 「アドリブの途中で、フレーズがぷつりと途切れてしまう」
  • 「Cm7♭5から先のコード進行に、いつも臆してしまう」

この3行が書けると、教室を選ぶ基準が「月謝の上下」ではなく「いまの自分に必要かどうか」に、静かに切り替わります。

実は私自身、はじめてジャズピアノの個人レッスンに通い始めたとき、月謝の安さだけを基準に教室を選んでしまったことがあります。最初の数回はなんとか通えたのですが、教えるテンポと自分の呼吸がどうしても噛み合わず、3ヶ月経つ頃にはレッスンに行くのがおっくうになってしまいました。あのとき痛感したのは、支払う金額はあくまで「入口の数字」であって、そのあとに続く数ヶ月間の自分と音楽とのつきあい方こそが、本当のコストなんだなということ。8,788円という平均より少しだけ高い教室でも、ご自分の「いまの問い」に丁寧に寄り添ってくれる先生がいれば、金額は何倍もの価値に化けてくれます。

月謝は「投資」ではなく「対話料」と考えてみる

音楽教室の月謝は、どうしても「消費」や「投資」という視点で語られがちです。でもジャズピアノの個人レッスンに限って言えば、私はどちらかといえば「対話料」に近いものだと思っています。30分でも45分でも、先生が隣で一緒にコードを弾いてくれて、あなたの呼吸に合わせて「次はここを少しゆっくりいきましょう」と声をかけてくれる時間。それは数字に換算できるサービスというより、共同作業の時間ですよね。

だからこそ、8,788円という全国平均を目安にしつつも、最終的に大切なのは「この先生と、いっしょに音楽を楽しめるかどうか」という一点に尽きると思います。料金の上下は気になっても、教室を選ぶ基準はそこに置いておいてください。

月謝の数字に一喜一憂するのではなく、まずは無料体験や単発レッスンをひとつ、実際に受けてみてください。教室のホームページを眺める時間よりも、実際に鍵盤を前にして先生と呼吸を合わせる時間のほうが、あなたにとってはずっと多くのことを教えてくれるはずです。8,788円という平均は、あくまで「いま自分が払っている金額」と「これから払う金額」を静かに見比べるための、物差しとして脇に置いておけば十分。

今夜は、お好きなキーをひとつだけ、そっと鳴らしてみてください。それだけで、今日のあなたはもう十分に前に進んでいます。

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